[lolesports]チャンピオンセレクトにコーチが参加

世界中のメジャーなスポーツリーグがオフシーズンに行うことと言ったら、ルール変更についての議論だ。
LCSでは新しく生まれ変わったSummoner’s Riftに加えて、チームのコーチも戦いに参加することになった。
彼らが舞台に上がることでゲームは根本的に変わったが、当のコーチたちは脚光を浴びることについてどう思っているのだろう?

 

ステージ上で

SK GamingのコーチJoe “InnerFlame” Elouassiに言わせれば、これはコーチたちがチャンピオンセレクト以前から行ってきた準備の延長に過ぎない。

「優れたコーチはチャンピオン選択の時間に多くは語らないだろう。なぜなら考え得る限りの展開に対応できるだけの準備を、ゲーム前にすでに行ってきているからだ。
チャンピオンセレクトでコーチがやるべき仕事は、相手が奇策を用いてきたときの助言や、チームが十分に練習を積んでいないような独創的過ぎるpickをしないよう戒めることだ。」
と彼は言った。

H2K GamingとGamers2の後、現在はEU Challenger SeriesのSK Gaming Primeに所属しているベテランコーチのJohn “Rnglol” Crichtonもまた、このルール変更はチームの助けになると考えている。

「今回のルール変更によってゲームはより『チェス』に近づくだろう。
大抵のチームは全体的にどう試合を進めるかという戦略を立ててから試合に臨む。
しかし彼らは臨機応変さを欠いていたので、その戦略を遂行するのに非常に苦労したり、失敗に終わることもあった。」
コーチが舞台に上がることが、そういった事態に陥るのを防ぐ助けになる。

この変更はゲーム全体に大きな影響を及ぼすだろうという点で、二人の意見は一致している。
そしてそれは早くも結果に裏付けられた。最初のbanの瞬間からNexusの爆発に至るまで素晴らしい名試合が、LCS序盤ですでに何試合か生まれている。

脚光に慣れる

コーチを舞台に上げることには、苦労が伴うこともある。
InnerFlameはチームにはほとんど問題はなかったと前置きした上で、彼が乗り越えなければならなかったものを挙げた。あがり症だ。

EU LCSの最初の数週間、彼は集中して自分の考えを正しく表現できるように努めなければならなかった。
そういった努力が実りSK Gamingは今年のLCSにおいて、間違いなく最も支配力のあるチームとなっている。

コーチの活躍はそれだけに留まらないだろう。
新しいルールはLCSの初めの3週間に素晴らしい影響を与えてきたが、今後LCSをどのような形に変えていくのかは未知数だ。
Bo5(Best of 5)はコーチからプレイヤーまで組織全体を悩ませるものだ。
しかしRnglolはコーチがプレーオフのステージに上がることでそのストレスを軽減できると考える。

「チームに応じた作戦を立てるのは楽しいものだ。」彼は言う。
「Bo1の試合形式はコーチの影響力がとても小さい。変化する状況への適応にこそ、コーチの助けが必要なのだから。今までBo5全体の作戦を綿密に立てたチームは、大抵3-0で勝利してきた。」

高いレベルへ

LCSに関わっているコーチたちがChallengerチームをコーチするときには、チームが用意しているpick and banのレベルに合わせているということに、多くのファンは気付いていないかもしれない。
何が違うのか?大抵のChallengerチームのコーチはチャンピオンセレクトの画面を実際に見ることができないので、プレイヤーはそれをViaVoiceで中継しなければならないのだ。

RnglolはいつもコーチしているすべてのチームとTeamspeakでつながっていて、状況に応じて指示を出しているそうだ。
インフラの発達によって、この変更は新しいコーチたちの高いレベルでのコーチング経験を得る助けになるだろう。

この新しいルールは、pick and banがどのように計画され実行されるのかを明らかに変えた。
ゲームがチェスに近づくとしても、綿密な準備の延長になるとしても、最もその恩恵を受けるのはファンたちだろう。
コーチがゲームのレベルをより高く競技的にし、興行の質は向上する。
Bo1からBo5に移行するのはいつになるかわからないが、その変更も似たような影響を及ぼすのなら2015 Spring LCSのプレーオフのレベルは跳ね上がるかもしれない。

元記事
http://na.lolesports.com/articles/adding-coaching-champion-select