パワーランキング IEM Katowice 2015

普段のランキングは休みにして、今回はIEM Katowice版パワーランキングをお送りしよう。

 

各地域のリーグはここで小休止する。
主要な5地域それぞれのトップチームが、切望していた世界の舞台での経験と、ことによると勝利を持ち帰るためPolandはKatowiceに集うためだ。
そういうわけで今週は 2015年Intel Extreme Masters World Championshipに出場する8チームによる、パワーランキング特別版を用意することにした。
通常のパワーランキングは来週再開する。

今回は今までとは少し違った方法で評価を行った。
一週間ごとに行われるBest of 5というよりは、大きなプレッシャーのかかる国際トーナメントにおいてどれほど力を発揮できそうかをランキングに加味したのだ。

私たちの分析ではIEM Katowice参加チームがどういった力関係にあるのか、カウントダウンしていこう。

 

8. TEAM WE – LPL12位 – (1-8-6)

KatowiceでプレイしないStyzとはお別れだ。
Team WEのrosterにはmid lanerのNinjaも、Styzも名を連ねてはいないが、代わりにXiyeと元Jin AirのAD carry、Mysticを投入する。
IEM Katowiceは新しいWEにとって、最下位脱出のための何よりの試金石となるだろう。
(もし彼らの出場に驚いているのなら、2014年6月にTeam WEがIEM Shenzhenを制したことを思い出して欲しい。彼らの枠が確保されたのはそのためだ。)

7. GAMBIT GAMING – EU LCS4位 – (8-6)

Gambit Gamingが、まだあまり力の試されていないBetsyをmid laneに置いてIEM Katowiceに臨むことには大きな疑問が残る。
彼のEUでの活躍(niQを遥かに凌駕する上達ぶり)から、Betsyなら国際大会のトロフィーケースにまた新たな栄誉を追加してくれるのではないかと、Gambitは期待しているようだ。

しかし、その締まりのないプレイスタイルに付け込まれ、より統制のとれた組織的なチームに敗れてきたGambitを高く評価することは難しい。
知的な集団戦で名高いCJ EntusやTeam SoloMidと同じグループに割り振られたGambitは、LCSでの自身を乗り越え、再びあの連勝の中で見せた輝きを放たなければならないだろう。

6. CLOUD9 – NA LCS3位 – (9-5)

世界でのCloud9の全盛期は、2014 World ChampionshipでSamsung Blueから1勝をもぎ取ったときだろう。
しかしKatowiceにおいては、EUのトップチームたちと互角程度の成績だ。
結成以来最悪のスランプを乗り越えたC9は上り調子ではあるものの、top lanerであるBallsの不安定さがIEMでのチャンスに影を落とす。

C9がプレーオフに進むためにはGE Tigers、SK Gaming、yoe Flash Wolvesといった手強い相手を倒さなければならない。
この3チームはいずれも、様々な面(特に個人の技術)でC9を上回っている。
Group Aの対戦相手たちに正面からぶつからず、彼らの優れたマッププレイを利用することが成功の鍵となるだろう。

5. YOE FLASH WOLVES – LMS1位 – (16-1)

16勝1敗(1敗はTaipei Assassinsによるもの)でTaiwanの頂点に君臨するyoe Flash Wolvesは、これまでライバルたちを相手に圧勝を収め続けてきた。
負けないということは、すなわち勝利を意味している。

Taiwanの強豪チームは国際大会で不発に終わることが多いにも関わらず、Flash Wolvesを5位に置いたことに関してファンたちは疑問を持つかもしれない。
しかし、Taiwan代表に大きな欠点が見当たらない大会はIEM Katowiceが初めてだ。
加えて、IEM Taipeiの対TPA戦を劇的な3-2の勝利で飾りKatowiceへの切符を手にしたことでFlash Wolvesの力は証明された。

LMSに詳しいJames “Obscurica” Chen曰く、Flash Wolvesの大逆転勝利は彼らの不屈の精神と適応力の賜物だそうだ。
2013年SK Telecom T1は、決勝戦で0-2から逆転勝利できるチームの恐ろしさを教えてくれた。
IEM Katowiceにおいて、Flash Wolvesは何よりもその闘争心を試されることになるだろう。

4. TEAM SOLOMID – NA LCS1位 – (11-3)

NAでの競争相手Cloud9と同様、Team SoloMidもまた2014 World ChampionshipでKoreaトップチームへの勝利に酔いしれた。
これはTSMの勝利というよりはSamsung Whiteの失敗によるところが大きかった。
しかしそれでも、NAのライバルたちと対戦するときと同じ強気なプレイで、TSMが世界一のチームと戦えることは証明された。
幸運なことに、TSMはC9よりもいくらか与しやすいグループにいるようだ。
どの地域の王者とも戦わずに済む上、Team WE戦でスタートを切ることができる。

とは言うものの、もしTSMがいつも通りの戦略でタイトルを目指すのなら、Group Bから勝ち上がったところで意味は無い。
LPLに詳しいDreXxiNが言うには、現在のTSMはChinaのSnake eSportsに似ているらしい。
「Bjergsenを勝たせるという単調な戦略・・・賢いチームはそれを破たんさせることができる。
 しかしそれ以外の点においては、同じような技術レベルの相手を力押ししてしまうだろう。」

最後に、コーチLocodocoが”camp mid”以外の戦略を試みているのは正解だろう。
あとは結果が楽しみだ。

3. SK GAMING – EU LCS1位 – (11-3)

SK Gamingは普段のパワーランキングでトップ10に入ったり出たりしてきたが、実際のところ彼らが世界でどのくらいの位置にいるのか、Katowiceでの活躍次第でよりはっきりするだろう。
その優れたチームプレイと個人技でEUのライバルたちを圧倒する一方、vision gameの不得手は地元での敗北を招き、Korea最強のチームに対しても問題となるだろう。

何にせよ、KatowiceでFORG1VENGREの信条は試されることになる。
彼はTwitterでこう言った。「個を持たなければ、チームもまた無い。」
SKの個人技がほとんどのチームより優れていることに疑いの余地はあまり無い。
しかし疑問は残る。その優位で彼らはどこまで行けるのだろうか?

2. CJ ENTUS – LCK3位 – (12-9) [6-3]

ここ数週間私たちはCJ EntusをKoreaの4位に位置付けてきたが、League of Legends最強の地域で4位ということは、その舞台が世界に移ったとき笑い事ではなくなる。
特に去年、KT Rolster BulletsとSK Telecom T1 Kは国際トーナメントで完璧なプレイを見せた。
そのとき彼らはトップ8に入るのがやっとだったにも関わらずだ。
したがってCJはその地味な順位に反して、とても大きな期待を背負っている。

IEM KatowiceはCJにとってIEM Singapore以来、新しいrosterになってからは初めての海外遠征となる。
面白いことに、junglerのAmbitionが最初に相手にするのはGambitのDiamondだ。
このマッチアップは2013年、IEM Season VII決勝の辛い(嬉しい)記憶を蘇らせることだろう。
しかしながらGambitとの再戦よりも楽しみなこともある。
もしCJがこのKatowiceでうまくやれば、プレーオフで同地域の手強いライバルとの対戦を経験できるかもしれないことだ。

1. GE TIGERS – LCK1位 – (20-2) [10-0]

yoe Flash Wolvesの可能性を除けば、IEM Katowice出場チームの中にGE Tigersほど地域で他を圧倒しているチームは無いだろう。
世界一の激戦区において90%以上という素晴らしい勝率を誇る彼らは、紛れもなくダントツの大本命だ。

AD carryのPraYとsupportのGorillAの二人だけが世界を経験している。
そしてかつてのライバルGambit GamingやCloud9を倒すのに、彼らがNajinでの経験を生かせるかどうかに誰もが注目している。

正直言って、GE tigersについて語れることはあまりない。この記事で語ってしまったため)
彼らは世界で一番のチームだが、無敵だなどと思ってはならない。
もしチャンスがあるとすれば、それは世界中が注目している中でのBest of 1グループステージとなるだろう。

元記事
http://na.lolesports.com/articles/power-rankings-iem-katowice-2015